シグマ19mmF2.8ソニー純正レンズSEL20F28比較どちらがいい?

旅や普段使いに最適な準広角レンズ対決

格安で写りよし、軽いシグマ19mmF2.8 DN Artレンズと同等性能を持つソニー純正SEL20F28はどちらがいいのだろうか?

焦点距離と明るさは同じくらいだけど、価格が倍近く差があるレンズだから選択に迷うと思う。ましてや純正以外のレンズって、性能はどうなのか心配。

シグマレンズとソニーレンズのどちらを選ぶのか、レンズの特徴を知って自分にあったものを選択したい。

仕様一覧から、必要なところを比較する

メーカーの使用一覧表とか見ようとすると、あまりに項目が多いし、意味不明な言葉があってどこが自分にとって関係あるのかよくわからない。

旅行や普段使いに必須項目を中心にレンズの比較をしてみよう。

ソニー
SEL20F28
シグマ
19mmF2.8 DN Art
開放絞り 2.8
最短撮影距離 0.2m
倍率0.12倍 倍率0.135倍
69g 160g
62.6 x 20.4 60.8 × 45.7
15,080円 31,109円

値段はSIGMA 19mmF2.8 DN Artが激安

ソニーに比べてシグマは半額だ。このコストパフォーマンスは圧倒的でもう返す言葉もない。お財布を愛している人は迷わず、シグマ19mmF2.8DNを購入することをおすすめする。

もしお財布に余裕があるならばもう少し本記事を読んで欲しい。満足する普段使いレンズが手に入るだろう。

最短撮影距離は同じ

19mmf28カフェ料理写真

NEX-6 + SIGMA19mmF2.8DN

それぞれ0.2mまで近くに寄って撮影できる。20cmだ。カフェ料理を撮るには十分だろう。上のサンプルのような写真は撮れるぞ。

ここまで寄れればボケ味も期待できる。ただ、最大撮影倍率は0.12倍とあまり大きく写せないので、小さなカップに入ったスイーツの大写しは難しいね。

注意点として、APS-Cミラーレス一眼に20mmレンズをつけた場合、背景の不要なものが入りやすい。食品以外のお手拭きやお冷の配置に注意して撮影してくれろ。

ソニーSEL20F28は圧倒的に軽くて小さい

大きさはSEL20F28が小さい。どうにもこうにも小さい。圧倒的に軽くて小さい。小さくすることにコストをかけたと考えるのが正しいだろう。

小型軽量なレンズが欲しければ、ソニー純正レンズSEL20F28を選ぶしかない。

写りの性能を性能曲線から比較

MTF曲線というレンズの性能をあらわす図があるのだ。

はっきりいって難しいから、結果だけを聞いてくれ。性能曲線から読み解いた特徴をまとめるよ。

Sigma19mm sel20 MTF曲線比較
シグマの特徴
  • 写真の中心部はクッキリとよく写る
  • 周辺部もそれなりにクッキリ
ソニーの特徴
  • シグマよりもど真ん中は若干クリア
  • 周辺部は少しクリア感が劣る

どちらも、値段の割には写りはよいと言える。明るく寄れるレンズだからボケも期待できるし、中心部はクッキリしているから、主役がはっきりきれいに写る。

だけど、この性能曲線はあくまでも数字でしかないから、自分のセンスと合うかどうかは、撮ってみてなんぼだ。サンプルを見て気にいるかどうかがポイントだ。

まとめ

実際にシグマのレンズは何本も買ってみたが、ここ数年クオリティがかなり上がったと思う。10年近く前までは写りはいいが、つくりが安っぽい、ゴミが入るなどと値段なりの印象が強かったんだけど、今のシグマレンズからはそういったネガティブな印象は感じられない。

2018年はシグマからソニーEマウント用フルサイズ対応レンズがついに出てくるし、タムロンからはF2.8通しの明るいズームレンズが発売されることが決定した。タムロンのレンズは買ってみようと思っているから、レビューに期待していて欲しい。

今回紹介したシグマのレンズはこちら。

30mmのレンズもおすすめ。2本揃えて撮りたいイメージに合わせて取り替えるのが楽しい。

ソニー純正はこちら。20mmの薄いレンズはパンケーキレンズと呼ばれているよ。