人気EOS Kiss Mはどう進化したか?
エントリーミラーレスに満を持して発売されたCanon EOS Kiss M。
フィルム時代からの人気機種、EOS Kissがついにミラーレス機として発売された。キャノンの看板商品がミラーレス化されたのだから、カメラに詳しくない人でもCMなどで知っているよね。
今回のKiss Mは未来のエントリー用カメラのスタンダードになるのではないかと期待している。キャノンが社運をかけて投入したものだろうからね。
新しいKiss Mは、パパやママに優しいファミリーカメラに進化し得たのだろうか?レビューしていこう。
EOS Kiss Mの進化ポイント
今回は子供、家族、特に運動会で写真を撮るのにEOS Kiss Mが適しているかどうかをチェックしていくよ。
EOS Kiss M | |
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有効画素数 | 約2410万画素 |
映像エンジン | DIGIC 8 |
フォーカス | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
AF測距点 | 最大143点 |
連続撮影速度 | ワンショットAF時:最高約10.0コマ/秒 サーボAF時:最高約7.4コマ/秒 |
液晶モニター | バリアングル液晶 & タッチシャッター |
質量 | 約387g |
- 小型軽量390g
- 片手で操作ができるボタン配置
- 動く子供を逃さないEVFとタッチシャッター
- 高速連写7.4コマは運動会で活躍
- 自撮りもハイアングルもOKな背面液晶
- ミラーレス最高画質DIGIC8を搭載
- 無音で撮影できるサイレントシャッター
Kissシリーズ変わらずの小型軽量
一眼レフのKiss X9とくらべても圧倒的に最軽量で小さいのがKiss Mだ。使い勝手はKissシリーズで磨き上げられているし、ミラーレスという最新の技術を投入されている。
ただでさえ子供のグッズも持ち歩かなければいけないパパママとしては、カメラは小型軽量であることは絶対条件である。でもって、二度とない家族の瞬間をキレイに思い出深く残しておくことは子どもたちが大人になってから、よろこばれることなのかもしれない。
簡単操作できるようにボタン配置がKiss M専用
EOS Kiss Mは同じエントリー機のEOS M100と比較してボタンが増えている。だが、上級機のEOS M6よりは少なく片手で操作できる分だけのボタンだけが配置されている。
Kiss Mのサイズであれば、男性なら片手だけでの撮影も可能だろう。だがきれいな写真を撮りたければ両手で構えたほうが手ブレのないキッチリとしたシャープな写真が撮れる。さらにはEVFを使っておでこを押しつけてシャッターを切ればブレはほとんど抑えれる。EVFをのぞきながらでも設定をかえることは簡単だ。
動く子供を逃さないEVFとタッチシャッター
カメラに慣れていない人やスマホしか使ったことがない人だと、電子ビューファインダーってなんのためについているのか理解し難いかもしれない。
運動会など太陽の下で撮影していると、背面液晶はすごく見えづらい。ほとんど見えずにだいたいで撮影している人が多いのではないだろうか。
EVFがあればなにを撮影しているのかがバッチリ把握できる。それに写真の明るさや色合いまでもリアルタイムに反映されているから安心して撮影することができるのだ。
そしてタッチシャッター。この機能はEVFと一緒には使えないが、初めてカメラを使う人には人気のある機能だ。
背面液晶を見ながら撮りたいシーンで撮りたい場所をタッチ。これだけで撮影完了だ。タッチした場所にピントがあうから、ピントあわせがうまくできないときに活用したい。
高速連写7.4コマは運動会で活躍
はっきり言って動く子供はいつがシャッターチャンスかわからない。であれば連射しちまえ。
Kissシリーズ最高速の7.4コマ、止まっているものを撮るなら10コマ/秒の高速連写だから、きっとどれか1枚は決定的瞬間をとらえているはずだ。動き回る子供は連射してしまえ。
自撮りもハイアングルもOKな背面液晶
運動会で最前列がとれなかった時とか、人の頭越しに撮影しなければいけない時って結構ある。それでもしっかりと記録は残しておきたい。
Kiss Mのバリアングル液晶モニターは上にも下にもぐるぐる自在にまわる。手を上げれば、前列の人の頭越しに撮影もできるのだ。どんなときだって撮りたいものは撮る。パパママにはこんな根性も必要かな。
もちろん最低限のマナーは守って、まわりの親御さんたちと一緒に気持ちよく撮影しよう。
ミラーレス最高画質DIGIC8を搭載
EOS Kiss MはKiss X9など一眼レフと同じくAPS-Cサイズの大型センサーを使っている。ミラーレス機としては最新の映像エンジンDIGIC 8がのっている。画質にも期待できる。
じつはサイレントシャッター装備
無音撮影ができる、サイレントモード。ピアノの発表会、演芸会、使える。間違いなく使いたい。
だが、まちがっても撮ってはいけない場所での撮影はやめよう。カメラマンたるものは紳士淑女でなければならないのだ。
Kiss Mのイマイチなポイント
- プラスチックボディがチープ
- ボタン類が少ない
軽量化のため、価格を安くするために性能は犠牲にせず質感を落とす。これでいい。あくまでも家族の成長記録をキレイに残すことが使命であり、カメラを磨き上げて防湿庫に入れ、スペックを語ることを目的としてはならない。
初心者でも迷わないようにボタン類が少ないのは、慣れてくると操作に一手間かかるという相反する側面もでてくる。でも、いいのだ。その時は新しいカメラにステップアップするときなのだから。
買ってもいい人
- 初めてのカメラで撮影に不慣れな人
- 運動会など明るい戸外の撮影が多い人
- 無音で撮影がしたい人
このクラスを選択する人は、まずはダブルズームキットがよいかと思う。続けて単焦点レンズを増やしていこう。
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一緒にそろえたいもの
あらゆるシーンで子供、家族をとらえたい。ならばダブルズームキットを選択するのがいい。その上であると便利なもの、もっと写真が楽しくなるものを選んでみた。
Kiss Mは自撮りもできるから、三脚がなくても家族写真が撮れる。だが、やっぱりここぞという時は三脚を使いたい。自宅の部屋でひな人形とともに写ってみたり、誕生日ケーキを前にニッコリなんてやってみたいではないか。
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写りの評判が最高によいレンズ。しかも小さいからいつでもつけておいてバッグにKiss Mをしのばせておきたい。ボケ具合がダブルズームキットのズームレンズとは異なるし、ピントがあっている部分もシャープで気持ちいい。お買い得レンズ。
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まとめ – 口コミ評価も偉大
エントリー機と上級機の真ん中をつく、中庸な機種がEOS Kiss Mである。性能は上級機を凌駕する部分も持ちつつ、使い勝手を初心者にあわせて誰にでも使える高性能カメラとなっている。
これだけの性能があれば、初めてカメラを買う人であっても長く使い続けることができるだろう。初めてのミラーレスにおすすめできる。
最後にネットで見かけたすばらしいレビューを紹介する。
Kissという名前のとおり、フィルム時代からの伝統?、「高スペック機を初心者向きに作ってみました」感のある、EOS沼に引きずり込むにはちょうどいいカメラです。
良くまとまったミラーレスのキスですね。
値段も高いことはないのでイイかもです。
ダイヤルの切替えは少し面倒ですが、
慣れれば問題ないレベル。
楽しく撮影できるカメラだと思います。
これからはミラーレスの時代かも。本日届いたので試し撮りに出かけました。ちょうど桜が満開になったので撮影しましたが、これからは重くてでかい一眼レフより性能的によくなったミラーレスのほうがいいかもしれませんね。6D売却して買い替えて正解でした。
この価格でこの性能。上位の80Dを操作性を除いて上回っていると思います。レンズがEF-Mマウントで小さいのも魅力。マウントアダプターでそのほかの純正レンズも使えるので、これからカメラに入っていくにはうってつけの気がします。
引用:価格.com – CANON EOS Kiss M ボディ レビュー評価・評判
http://review.kakaku.com/review/J0000027002/
同じエントリー機のEOS M100のレビューも参考に。安くて同等の画質だ。