型落ちミラーレス一眼EOS M3は使えるか
Amazonで激安のミラーレスカメラEOS M10を見つけた。調べてみるとなかなか高スペックで、少ないながらもいいレンズがある。
小型軽量なミラーレスシステムが組めるなと期待し、さらに調べると上位機種でEOS M3も格安になっているのを発見。
EOS M3は2015年発売で、M10の半年前に発売されている上位機種である。EOS M10よりもM3の方がスペックは上だけど、2018年5月現在の実勢価格での差額は数千円だ。さっそくスペックをチェックしていく。
ただしこいつは非常に在庫が少なくなっているようなので見つけたら即買いしないと手に入らない可能性があるぞ。
EOS M3のメリット – 一眼レフに迫る性能
- 高速高精度なハイブリッドAFIII
- 一眼レフと同等の2420万画素APS-Cセンサーで高画質
- カスタマイズ可能な豊富な操作系
構えて押すだけの高速オートフォーカスで失敗なし
位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッドAFが採用されているから、動きが読めない子供でもばっちりピントがあわせやすいぞ。動いているものに連続して合わせ続けるコンティニュアスAFも対応しているから、こちらに向かって走ってくる子供にだってピントをあわせることができるのだ。
初めて買うカメラで、一番心配なのはピントがあうかどうか。AF機能が向上しているM3なら心配は不要。とにかくシャッター切りまくろう。
クルクルダイヤルで簡単。高い操作性がグッド。
ボタンがたくさんついていても、自分が設定したい部分だけを選んで使えば怖いものはないのだぞ。
まずは、明るさの調整。M3には明るさをダイレクトに調整できるダイヤルがついている。撮った写真が暗かったら、このボタンをカチカチとプラス側に回すだけで、逆光でも顔が暗くて見えないなんてことはなくなるよ。
次にボケの調整はシャッターボタンと一緒についているダイヤルをクルクル回すだけ。調整した結果は背面液晶で効果が見えるからちょうどいいと思えるくらいまで回してみよう。
たったそれだけでスマホで撮った写真とは全く次元の異なる写真が撮れるよ。
EOS M3のデメリット – 内蔵EVFでない
- 内蔵ファインダーでない
- 交換レンズの種類が少ない
EOS M3のデメリットを上げてみたが、少なすぎて困った。無理やりあげつらった感がありあり。
EOS M10には装着できない、EVF(電子ビューファインダー)がM3ではオプションとしてつけることができるが、どうせなら内蔵してほしかった。
ストロボのホットシューを利用して装着するタイプだが、まず見かけが悪い。そしてボディから大きく出っ張るからカメラを構えた時にのぞきにくい。
これが大きな欠点だと思う。ただ、この外部電子ビューファインダーはとてもいい評価をつけているのでM3を購入したときには、こちらも導入を検討すべし。
買ってもいい人
子供など動きのある人物撮影をしたい人、ボケのコントロール、色合いの調整、明るさの調整など設定をさっといじりながら撮影したい人は、EOS M10でなくM3を選ぼう。初心者向けと言われている簡単撮影とかいうのを選ぶとすぐに後悔するぞ。
ボタンやダイヤルがたくさんあるが、自分のやりたいことだけに絞ってカスタマイズすればそれほど難しくはない。かえってたくさんあるボタンがうれしくなってくる。
M3はAFがすごく強化されていて、上位機種であるにも関わらず型落ちというだけでバーゲン価格になっている。2018年前半の今が買いどきだ。
どこで買える
型落ち品だから量販店にはまずない。通販で安い店を探そう。今ならAmazonで3万円前半と非常に安い(2018年5月)
色違いでかなり販売価格が変わってくるから、カラー、レンズキットを切り替えて値段をチェックしてみるといい。
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組み合わせ最高のレンズはパンケーキレンズ
レンズは小型軽量で写りの評判もいい22mmF2のミラーレス専用レンズを装着しよう。小型のボディにあわせて、薄型のレンズを装着すればコンデジ並みに小さくまとまるよ。
手のひらに乗るミラーレス一眼ならEOS M3はとてもいい選択だと思う。
Canon 単焦点広角レンズ EF-M22mm F2 STM シルバー ミラーレス一眼対応 EF-M222STMSL
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まとめ
フルサイズミラーレスα7IIIのサブカメラとしても最高だと思う。本当に小さくてかわいいから、バッグのサイドポケットにスッと入ってしまう。
もっと安いのがよければM10がおすすめ。